
诞生したサケの子

観察レポート「わたしたちのサケ诞生」
「サケの薫別川(くんべつがわ)」として有名な薫別川は、北海道は知床(しれとこ)半島の南側の付け根にある川です。毎年、秋にたくさんのサケが自然遡上(そじょう)することでよく知られるようになりました。この地域にある标津町立薫别小中学校(小中併設校)では、古くから「水産」を教科に取り入れ、地元の漁業資源であるサケ、マスの増養殖やホタテの飼育など地場産業に直結した学習を取り入れています。
80年からは「サケの生活史」を中心に全校生徒が毎週必修としてサケの採卵、人工授精、稚魚の飼育管理、放流作業を子供自らの手で行ってきました。 また、人工採卵後のサケは、トバや燻製品に加工して評価をし合ったり、試作品や加工研究資料を地域関係者に公開しています。 また、自然保護の立場から、河川の清掃、漁港の美化作業に積極的に取り組んでいます。 86年にはこれらの実績が認められ、釧新教育活動賞(※)が授与されました。
※釧新教育活动赏は、地域を活用した体験学习を通し、豊かな心と社会性を育む教育に実绩を上げた学校に、毎年、财団法人釧新教育芸术振兴基金より赠られるものです。
毎年、受精卵の観察から翌年5月の稚鱼放流まで昼夜の别なくサケの観察、饲育作业が、子供たちによって続けられています。
子供たちは、一粒、一尾の生命の尊さと、生命诞生の感动を受け止め、额に汗して働くことの尊さと、地域の自然を爱する事の大切さを学んでいます。

放流式