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婚姻色がでているブナ毛のサケ
サケのオス、メスを见分けます。オスは口やあごがいかつくなって、いわゆる「鼻まがり」になっています。メスの口やあごは曲がりません。オスもメスも皮肤の色は「ブナ毛」と呼ばれ、黒ずんでいてブナの木肌の色になってきています。「婚姻色(こんいんしょく)」ともいわれます。メスをつかむときはお腹から卵が漏出(ろうしゅつ)しないように気をつけます。そして、オス、メスのサケの体をタオルで拭き、汚れや水分を取っておきます。
卵を取り出す
メスの腹部切开は一人が头部、他の一人が尾を持ち、採卵刀(さいらんとう)を肛门から差しこみ、一気に胸ひれまで切り裂きます。右手を胸ひれから入れ、卵巣を軽く指の间にはさむように静かにかき出し、卵をのこさないように受卵盆(じゅらんぼん)に受けます。1尾のメスからは2000~3000粒の卵が取れます。
オスの精子をかける
オスも同じような持ち方で、中腹をしぼりさげます。出てくる白い精液を受卵盆(じゅらんぼん)の卵にかけます。メス1尾の卵に対して、オス3尾の精液をかけます。精液は必ず复数のオスからとります。この作业が终わると、卵に衝撃を与えず、静かにかくはんします。
流水のある水槽に受精卵を入れる
完全にかくはんが终わったら、卵に吸水させるため流水のある水槽に入れます。これで、受精完了です。受精膜の确认をしたり、不纯物を流したり。流水の意味は、受精卵に対する酸素の供给、温度の一定、不纯物の除去が目的です。最后に光をさえぎるために覆いをかけます。
サケの赤ちゃんが生まれる
みんなで採卵、受精させた卵を立派に育て、来年5月に薫别川やポー川に放流します。サケは今日おこなったような人工採卵によって世代交代が行われているのです。自分たちの体験を通して渔业资源の再生产、サケの増殖事业、地域の产业を子供たちは学んでいます。
*上記の採卵、受精の学习は2007年秋、において行われた薫别小中学校の実习を中心に构成しております。
人のからだには、心臓?肝臓?肠があって、いろいろな働きをしていることを理科の时间に学习しました。サケにもそれらがあるだろうか?ないだろうか?
サケの解剖の学习はでよく行われています。学芸员?市村政树さんは、生徒さんたちをまな板の周りに集めて、サケのエラや心臓?肝臓?肠など内臓を切り取りながら丁寧な解説を加え、サケの体の构造を见せてくれます。
人のからだとサケのからだの违い。にわとり、ぶた、うし、との违い。
分かりやすい解説がみんなの心に届きます。 本日のサケの学习には、別海(べっかい)町立別海中学校の生徒さんたちが訪れました。
(2007.9.25)
别海中学校の生徒さんを前にした解剖実习
サケの解剖を行う标津サーモン科学馆学芸員の市村さん
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别海町立别海中学校 | ![]() |
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